FX初心者におすすめ!3つのFX取引手法

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投資歴10年・マネーライターの堀 聖人(ほり まさと)です。

FX投資を7年以上行い、様々な方法でFXを取引してみましたが、FX初心者におすすめできる手法とそうでないものがあることが分かりました。

この記事では、おすすめできないFX取引手法と、おすすめできる取引手法を3つご紹介します。

おすすめできない取引手法:デイトレードやスキャルピング

FX初心者にデイトレードやスキャルピングといった短期トレードはおすすめしません。

短期トレードとは、短期間に為替の売買を繰り返す取引手法です。短期トレードでは利益を得る機会が増えますが、その分損失を出すリスクも高いため、FX取引に不慣れなFX初心者にはおすすめできません。

短期トレードで利益と損失の機会が増えることは、テクニカルチャートを分析すれば分かります。(※テクニカルチャートとは、過去の為替レートの動きをグラフ化したもので、数十種類あります)

短期売買を手がけるFXトレーダーをデイトレーダーと呼びますが、デイトレーダーのほとんどはテクニカルチャートを参考にしてFX取引を行います。

どのテクニカルチャートを利用するかはトレーダーによって違いますが、ここでは参考にRSI(アールエスアイ)というテクニカルチャートの一種を見てみたいと思います。

まずはRSIを表示させた米ドル/円の日足チャート(一本のローソクのような足が一日の値動きを表している)です。

出典:ひまわり証券

画像の下の部分がRSI指標になります。RSIとは対象通貨が買われ過ぎか売られ過ぎかを表示するテクニカルチャートです。一般的に指数が70を超えると買われすぎ、30を下回ると売られ過ぎと言われています。つまり、70以上で売りサイン、30以下で買いサインになります。

上の日足チャートは、2017年8月~2018年2月までの約180日分を表示したものです。約半年で、売りサインが3回(赤色の囲み線)、買いサインが4回(青色の囲み線)出たことが分かります。

もし指標通りに取引したなら、7回の売買を行ったことになります。

次に、同じRSIを表示させた米ドル/円のテクニカルチャートを見てみますが、上のチャートと異なり30分足のチャート(一本のローソクのような足が30分の値動きを表している)です。

出典:ひまわり証券

この30分足チャートは、2018年2月1日~2月3日のものですが、RSI指標では売りサインが6回、買いサインが1回、合計7回の売買サインが出たことになります。

日足チャートでは約180日間で7回の売買サインが出たのに対し、30分足チャートでは約2日間で7回の売買サインが出ています。

もちろん、抽出データは調査日によって多少の変動が生じると思われます。しかし、この比較の要点はつかんでいただけたと思います。上の日足チャートと30分足の違いは鮮明です。

短時間でより多くの売買チャンスがあるということは、損失を出す機会も比例して増えることになるのです。

短期トレードをおすすめしない理由をまとめると、

・ハイリスク・ハイリターンな取引になりやすい
・テクニカル指標通りに取引しても100%勝てるわけではない

以上のことから、FX投資に不慣れな初心者に、短期トレードはおすすめできません。腰を据えてできる安定的な投資がしたいなら、以下で紹介する取引手法3つのいずれかを検討することをおすすめします。

おすすめ取引手法1:FXスワップ投資

FX初心者におすすめしたい取引手法の1つ目は、FXスワップ投資です。

FXスワップ投資とは、高金利通貨を長期間保有し、ほぼ毎日付与されるスワップポイントを受け取り、コツコツと利益を積み重ねていく取引手法です。

スワップポイントは、高金利通貨を低金利通貨に対して買うことで付与されます。逆に、低金利通貨を高金利通貨に対して買うとスワップポイントを支払うことになるので注意が必要です。

この記事の執筆時点(2018年2月14日)において、日本円やユーロは相変わらずの低金利ですが、米ドルは少しずつ利上げを行っており、かなり高金利になってきました。各通貨保有によるスワップポイントは以下の通りです。

出典:ひまわり証券 https://sec.himawari-group.co.jp/report/swap/index.do

上記はひまわり証券が取り扱う通貨ペアの一部ですが、米ドル/円を1万通貨保有すると50円付与されます。しかし、米ドルを売ると71円の支払いになってしまいます。

また、長期間低金利が続くユーロですが、ユーロを買うとほとんどの通貨に対してマイナススワップポイント(スワップポイントを支払う意味)となっています。ユーロ通貨を買ってスワップポイントを狙うのは、今のところ無理です。

スワップ投資は、銀行預金の利息を受け取る感覚で行える取引手法です。もちろん銀行預金とは異なり、ある程度のリスクが存在しますので、その点は後述します。

もし、今から米ドル/円を買い1年間保有したなら、スワップポイントはどのくらい受け取れるのでしょうか? ちょっと計算してみました。

1万通貨保有⇒50円×365日=1万8,250円
2万通貨保有⇒100円×365日=3万6,500円
5万通貨保有⇒250円×365日=9万1,250円
※2018年2月14執筆時点から1年間保有を想定

スワップポイントが変動しない場合の計算ですが、1万通貨保有の場合、1年後に2万円近くスワップポイントが貯まる計算になります。2万通貨の保有ならば3万6,500円、5万通貨の保有なら9万1,250円です。

もちろん皮算用に過ぎませんが、その程度のスワップ収入を得られる計算になります。1回の取引で米ドルを購入したら、後は放っておくだけです。

短期トレードと違い毎日FXの取引画面を見る必要はありませんから、ストレスやプレッシャーをあまり感じずに投資ができます。

また、米ドルを1万通貨保有の場合、必要になる証拠金額は4万4,000円ほどなので少額取引が可能です。(ドル円レート110円、レバレッジ25倍の場合)

もちろんFX口座内の投資金に余裕を持たせる必要がありますので、必要証拠金額の3倍くらいの投資金(約13万円)があると心理的にも余裕あるスワップ投資ができると思います。

さらに、スワップ投資と銀行の定期預金を比べると、銀行定期預金の平均金利が0.02%(1年もの)なので利息はほとんど付きません。

それに比べて、スワップポイントは年間数万円の利益が得られることもあります。預けるという感覚で考えると、銀行の定期預金より非常におすすめです。

以上の点から、FX投資を始めたばかりのFX初心者でも比較的気軽に手がけられる投資法ですので、ぜひおすすめしたいと思います。

ただし、スワップ投資では気を付けるべき点があるので、頭に入れておいてください。それは、スワップポイントは常時変動するリスクがある点です。

スワップポイントがなぜ発生するか思い起こして欲しいのですが、スワップポイントは各国の政策金利の差によって生じます。しかし、政策金利は国内景気や経済状況によって変動しますから、スワップポイントも変動する可能性があるのです。

上の例で言うと、米ドルで1万通貨を1年間保有したなら、1万8,250円受け取れる見込みになりますが、あくまでも“見込み”に過ぎません。

米ドル金利が下がる、または日本円金利が上がるようなことがあれば、受け取れるスワップポイントが減少するかもしれないのです。その点に留意しつつスワップ投資を行う必要があります。

おすすめ取引手法2:FXドルコスト平均法

FX初心者におすすめできる2つ目の取引手法は、ドルコスト平均法です。

ドルコスト平均法とは、資金を分散して定期的に同額分の対象商品を買う取引手法です。取引手法の内容にちなんで定額購入法とも言われています。

さらに、具体的な例を挙げてみます。

FX取引で米ドルをドルコスト平均法で購入するとします。毎月1万円分、10か月間毎月購入という条件によるドルコスト平均法の結果は、以下の図表のようになります。

毎月1万円分の米ドル購入を10か月継続したドルコスト平均法では、合計919.28ドルを買い付けることができました。

もしドルコスト平均法を採用せず、初めに一括で10万円分の米ドルを購入したケースでは、図表にあるように909.09ドルしか買い付けられません。

つまり、資金を分散して定期的に同額分の対象商品を買うと、平均購入取得金額を下げる効果があり、言い換えると、一括購入よりも購入量を増やす効果が望めるのです。これがドルコスト平均法とそのメリットです。

時間と資産を分散して投資するドルコスト平均法は、投資リスクを低減させることができるので、FX初心者はドルコスト平均法を活用してFX投資を始めるのが1つの選択肢になります。

デイトレードやスキャルピングといった短期トレードとは取引手法が全く違い、長期的観点で資産運用することができます。

ただし、ドルコスト平均法のデメリットも覚えておいてください。上の図表にあるように、ドル円相場が円高と円安への動きを繰り返したので、ドルコスト平均法のメリットが活かされました。

しかし、ドル円相場が上昇トレンド(円安方向へ進むこと)の場合、購入量が少なくなってしまうので注意が必要です。ドルコスト平均法も万能ではないことを頭に入れておきましょう。

おすすめ取引手法3:FX半自動売買

最後におすすめするFX取引手法は、半自動売買です。

ご存知かもしれませんが、FX取引において自分で「買う・売る・様子見」を決めて行う

取引のことを裁量取引と言います。それに対し、システムが自動で「買う・売る・様子見」を決める取引が自動売買です。

ここでおすすめするのは、半自動売買、つまり裁量取引と自動売買の中間的な取引手法になります。

半自動売買は、取引の初めに自分の予想とニーズに沿って取引の方向性を設定し、取引がスタートした後は自動で取引が行われます。イメージ的には、

自分で取引設定+取引自体は自動=半自動売買

このように考えられると思います。

初めに何を設定するのかと言いますと、利用する半自動売買によって多少の違いはあるものの、以下の3点を設定するのが一般的です。

1.取引通貨ペア
2.取引通貨の今後の展開を予想(通貨高か通貨安になるか予想する)
3.対象通貨を売買する値幅を決める

特に複雑な設定はないと思われるのではないでしょうか。そうなんです、「半自動売買」はあまり聞きなれていない言葉かもしれませんが、取引手法としてはかなりシンプルなものと言えます。

ただし、シンプルな取引手法だからという理由だけでFX初心者におすすめするわけではありません。相場の特性を活かした取引手法で、一般のFX取引よりも利益を重ねやすい特徴があるのでおすすめなのです。

特徴の1つを挙げてみたいと思います。

普通のFX取引において、米ドル/円レートが100円の時1000通貨購入し、その後レートが上下動を繰り返しながら100.5円に到達し売却したとします。結果は500円の利益です。(手数料は計算に含まず)

この例において、もし半自動売買での取引だったら、どの程度利益を獲得できたと思いますか?

仮にドル円レートが100円から100.5円に上昇した期間に、

ドル円レートがこのように小さな上下動を繰り返しながら100.5円へ変動したならば、半自動売買では750円の利益を獲得できたことになります。(注文は「買い」の設定、利益値幅を15銭で設定した場合。手数料は計算に含まず)

つまり、デイトレードなどの短期売買と異なり、レート変動の波を活かして取引し利益をコツコツ重ねていけるのが半自動売買の醍醐味なのです。

しかも取引自体は自動なので、取引画面を見ていなくても、寝ていたとしても、レートが動いていれば利益を得られるチャンスは常にあります。

為替レートは常に変動します。レートが上がり続ける通貨はありませんし、下がり続ける通貨もありません。短期間ではレートの上昇や下落が続く局面はありますが、長期的に見れば為替レートは必ず上下動を繰り返します。

この特徴を活かしたFX取引手法が半自動売買です。リスクの高い短期トレードをしなくても、コツコツと利益を重ねていくことが可能です。半自動売買をぜひFX初心者におすすめします。

ちなみに、私も数年前から半自動売買を行いコツコツと利益を重ねることができています。でも、私の経験を聞くよりも実際に取引を行い体験してみれば半自動売買の力量が分かると思います。

まずは半自動売買のデモトレードで半自動売買がどんな取引なのか体験してみると良いでしょう。

半自動売買のデモトレード口座 ⇒ ループ・イフダン(ひまわり証券)

まとめ

これからFXを始める初心者の方には、デイトレードやスキャルピングなどの短期トレードはおすすめしません。よりリスクを抑えたFX投資がしたいなら、

1.FXスワップ投資
2.FXドルコスト平均法
3.FX半自動売買

このいずれかの取引手法でじっくりコツコツと利益を上げていただきたいと思います。個人的には半自動売買が特におすすめですが、どんな取引手法が最適かは人によって違いますので、最終決定はご自分でお願いいたします。

デモトレードでFX投資を体験し、それから取引手法を決めても遅くはないと思います。

いますぐ半自動売買を始めたい方はこちら ⇒ ループ・イフダン(ひまわり証券)

ライタープロフィール

聖人(ほり まさと)

マネーライター。投資歴10年。お金に働いてもらう方法をブログサイト「お金が、働く。」(http://money-worker.com/)で随時発信中。

 

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