FXの超基本!スワップポイントで利益を得る仕組みとは?

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こんにちは。ブログ「ロンドンFX」を運営しております松崎美子です。今回も、FXをはじめる時の基本のキについてお話しします。

前回の記事では、「円高と円安の違いやチャートの見方」についてお伝えしましたが、今回はスワップについてお話ししたいと思います。株取引では、株の売買利益に加え、優待や配当などの楽しみがありますが、FXではスワップポイントで臨時収入を得ることが出来ます。

それでは早速はじめましょう。

スワップとは何?

まずスワップという言葉の意味を調べてみましょう。

スワップは英語のSwapを指し、直訳すると「交換する」という意味になります。金融取引でのSwapは、キャッシュフローの交換という意味で、為替取引では2つの通貨の金利差調整分をスワップポイントと呼びます。

これだけ聞いてもピンと来ないと思いますので、図を使って説明しましょう。

スワップポイント【受け取り】

金利の高い通貨を買って、低い通貨を売る場合、スワップポイントを受け取ることが出来ます。

例を挙げますと、ドルを買って円を売る場合は、金利がアメリカ>日本となっているので、スワップポイントを受け取ることが出来ます。当然ですが、ポジションを取ってからドル安/円高方向へ動いてしまった場合は、為替売買では差損が出ますが、スワップポイントによる収益は獲得できます。

スワップポイント【支払い】

次は全く反対の動きですが、金利の低い通貨を買って、高い通貨を売る場合、スワップポイントを支払うことになります。

例を挙げますと、ドルを売って円を買ったが、その後ドル高/円安方向へ動いてしまった場合は、為替売買での損失とスワップポイントの支払いとで、ダブルでやられてしまいます。

スワップポイントの注意点
スワップポイントは、ポジションをロールオーバー(翌日かそれ以降に持ち越し)する時に発生するものであり、その日のうちにポジションを閉めるスキャルピングやデイトレでは、スワップポイントは発生しません。

金利の種類

先に進む前に、皆さんに是非知っておいて頂きたいことがあります。それは、「金利」の違いです。為替に関する情報の中でよく使われる金利には、「政策金利」と「長期金利」があります。

出典:米セントルイス連銀ホームページ https://fred.stlouisfed.org

「政策金利」は中央銀行がコントロールしますが、「長期金利」を決定するのはその国の国債を買ってくれる投資家達や、外貨準備金の一部として購入する他の国の中央銀行です。つまり、長期金利とはそれぞれの国債の人気投票のようなもので、経済・財政運営がしっかりしており、満期にきちんと返済できる能力や信用力の高い国の国債には、たくさんの買いが入ります。しかし、「あそこはヤバそうだ!」と悪い評判が立った国の国債には、誰も見向きもしません。この「信用力」「返済能力」に応じて、国債の利回りが決定されます。

スワップポイントは政策金利を軸に考えますが、皆さんが中級レベルに進んだら、長期金利というものを勉強することになります。単語だけでも頭の片隅に留めてくださいね。

スワップポイントの計算方法

最後に、具体的にスワップポイントとその計算式を説明して終わりにしましょう。

まずは、計算方法です。

1)  1年間のスワップポイント
=為替レート(スポットレート) X ポジションサイズ X 金利差

2) 1日のスワップポイント
=1年間のポイント ÷ 365日

具体的に豪ドル円を例にして、計算してみましょう。

ここからもわかるように、それぞれの国の政策金利に変化がなくても、為替レート(スポットレート)の変動により、スワップポイントは変わってきます。計算式を見るとわかりますが、円高に進んだ場合より、円安時のほうが受け取れるスワップポイントは大きいですね。

このようにスポットレートが変われば、スワップも変わりますので、必ず毎日チェックする癖をつけてみましょう。こちらに添付しました表は、ひまわり証券さんのホームページに載っている各通貨ペアの1日あたりのスワップポイントです。目安として、是非参考にしてください!

出典:ひまわり証券(10,000通貨単位あたりの発生スワップポイント)https://sec.himawari-group.co.jp/report/swap/index.do

ライタープロフィール
松崎美子(まつざき・よしこ)

スイス銀行東京支店でディーラーアシスタントとして入行する。その後、結婚のため渡英。1989年に英バークレイズ銀行本店ディーリングルームに勤務し、日本人初のFXオプション・セールスとなる。1997年に米投資銀行メリルリンチ・ロンドン支店でFXオプション・セールスを務め、2000年に退職、数年後より個人投資家として為替と株式指数を取引。2007年春から「ロンドンFX」ブログをスタート(http://londonfx.blog102.fc2.com/)、2012年からセミナー、コラムを通じてロンドン/欧州直送の情報を発信中。2017年よりFX情報をYoutubeでも配信開始。著書:松崎美子のロンドンFX、ずっと稼げるロンドンFX(共に、自由国民社)

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