1から始めるFX -準備編- 通貨ペアの選び方と注意すべきポイント

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投資歴9年のライター児山です。

今回は、FX初心者が通貨ペアを選ぶ際のポイントと、FXを始めた後に行ったほうが良い、毎日のルーティンワークについて書きます。とくに、筆者がFX初心者だった時に教えてほしかったポイントをまとめています。

取引する通貨を決める


FXではドル円、ユーロ円などの通貨ペアがあり、多くのFX会社で16種類程度の通貨ペアの取扱いがあります。ドル円の価格は、日々のニュースで耳にするものの、ポンド円や豪ドル円などは馴染みのない人が多いと思います。

FX初心者が取引するにあたって、私がおすすめしたい通貨ペアは、間違いなくドル円です。

初心者が取引する通貨は、値動きが分かりやすい通貨が一番です。そうなると、国際的に取引高が大きく、1日1%程度の値幅で動くドル円が一番良いでしょう。ちなみに、日本人投資家の9割以上がドル円を取引しているといわれています。節目も100円や105円というキリの良い数字で止まりやすいので、値動きを覚えやすいです。

また、ドル円は値動きの解説や売買戦略の情報が、どの通貨ペアよりも豊富です。値動きの原因や買い時売り時など、参考にしやすい情報が無料レポートやブログ、動画など様々なところで入手できます。

もちろん、上がると言う人がいれば、下がると言う人もいます。最初はどの人の意見が良いか判断できないと思いますが、セミナー講師の意見や動画コンテンツなどを参考にしながら、自分が分かりやすいと思う人の意見を参考にしてみてください。

そして何より、ドル円は経済大国であるアメリカと日本の通貨ペアなので、経済が突然おかしくなる可能性はまず少ないでしょう。景気には素直に反応しやすく、たとえばアメリカの中央銀行がドル安政策を行えば、基本的にはドルが売られます。

5分後や明日など短期間の値動きは経験を積まないと難しいかもしれませんが、中長期の値動きは初心者でも比較的分かりやすいのではないかと思います。

【FX初心者にドル円をすすめる理由】
・値動きが穏やか
・節目が分かりやすい
・情報が豊富
・金融政策や経済に素直に反応しやすい
・トレンド、レンジ相場が分かりやすい

各市場の取引時間と値動きの特徴


FXにはいくつか市場がありますが、今回は主要な4つの市場「オセアニア」「東京」「欧州」「米国」の取引時間(日本時間)と値動きの特徴を見てみましょう。

・オセアニア市場(6時~14時)

1日の始まりはニュージーランドとオーストラリアのオセアニア市場から始まります。取引量が少ないので値動きもあまりなく、利益を上げづらいため無理して取引する必要のない時間帯です。

ただし、週明けの月曜日は、週末に発生したニュース(予想外の選挙結果や主要国の要人発言など)があった場合、それを受けて早朝から大きく動くことがあります。

・東京市場(8時~15時)

8時頃になると、銀行のディーラーが参入してきます。そうすると、取引が盛り上がる値動きが出てきます。日本の株式市場が開く9時には一気に動くことが多いです。

また、9時55分に「仲値」という貿易などの商取引を行うために、その日の価格を決定します。それが終わると、比較的穏やかな値動きになります。ただし、M&Aなど大量のドル需要が発生すると、仲値後からドル円が急騰しやすい傾向にあります。

・欧州市場(15時~22時)

ドイツ、フランスなどの株式市場は、夏時間の場合16時から、冬時間の場合17時から取引が始まります。それと同時にユーロやポンドなど、ヨーロッパの通貨が大きく動き始めます。ヨーロッパのトレーダーは、買いと決めたら一斉に買ってくる傾向があるために、一方行に一気に値が動く傾向にあります。そのため、一度上昇し始めると、どんどん上昇していきます。しかし、売る時も一斉に売ってくるので、大きく上がったと思ったら、直ぐに上げ幅が半分になったりと、メリハリのある値動きとなります。

・米国市場(21時~6時)

夜になると欧米のトレーダーが参加して、取引はますます盛り上がります。22時~2時は欧州と欧米のトレーダーが参加しているために、FXの中で取引が一番盛り上がる時間帯です。この時間帯は、アメリカの経済指標が発表されたり、要人発言といって、為替の変動に関わる偉い人が講演を行ったりするために、急騰急落が発生しやすくなります。

初心者は、値動きが大きいこの時間帯の取引はおすすめできません。

初心者が注意すべきイベント

取引を行う前に、是非知っておいてほしいことがあります。

FXには、各国の景気や金融政策などを発表する経済指標が重要となります。重要度の違いはありますが、毎日何かの発表があります。FX会社では下記のような「経済指標カレンダー」が提供されており、重要度も表示されています。いつ何が発表されるかを知ったうえで、取引を行うようにしましょう。

経済指標カレンダー

発表と同時に大きく変動することがあり、その時にポジションを保有していると思わぬ損失となる場合があります。とくに毎月第一金曜日にアメリカが発表する米国雇用統計では、ダイナミックな値動きとなりやすいので、注意が必要です。

筆者はこのことを知らずに、初心者の時に大損したことがあります。FX初心者が陥りやすいミスですので、「経済指標」を必ず見ておくようにしましょう。

1日3分でできるFX投資の準備

筆者がFX初心者にまず実践してほしいと思うことは、毎日の流れを知ることです。そのためにやることは2つ。これらは1日3分でできます。

・前日の流れを確認

FX会社やトレーダー、有名FXブロガーなどが昨晩の流れをまとめたニュースを発信していますので、まずは朝にこれを読みましょう。寝ている間に起きたニュースや、今日どう動きそうなのかが書かれています。30秒ほどで読めると思いますので、毎日読んでみましょう。分からない部分があっても問題ありません。専門用語は時間がある時に調べていきましょう。

・売買戦略の確認

そして、残りの2分半で、1日の売買戦略が書かれているレポートを読んでみましょう。個人投資家のブログなどでも大丈夫です。

最初は、何が書かれているか分からないと思います。用語やイベントを覚えながら、まずはFXの世界に慣れていきましょう。そうすることで、段々と理解できることが増え、数週間、数ヶ月経過した時に点と点が繋がるようにハッと分かる時がきます。

そうなった時に、FXがより楽しくなります!そこまで行った時に次のステップであるデモトレード(実際のお金を使わずに仮想口座で取引の練習ができる)を始め、デモトレードにも慣れたら、自分のお金で取引を始めるのが良いかと思います。

まとめ

FX会社に口座を開設すると、早く取引したい!という気持ちになると思いますが、まずは基本的な知識を勉強していきましょう。FX投資は大切なお金を増やすために行いますので、着実に増やせるように準備を行うことが大切です。お気に入りのブロガーやアナリストの記事を読むことで、FXの世界に慣れることを始めましょう。勝ち組投資家の意見を毎日読んでいると、初心者でも良いスタートダッシュができると思います。

そしてニュースやレポートを見ながら、「買いかな」と思ったらデモトレードで売買してみましょう。そうすることで、利益になるのか損失となるのかをリスクなく経験できます。また、経済指標や選挙などのイベントで、相場がどのように動き、実際にポジションを保有していればどれだけ利益が増えるのかが分かります。

ちなみに、ひまわり証券はレポートが豊富なことで知られています。レポートは主に5種類あり、著名投資家である江守哲氏による日々のドル円予想や動画によるデイトレード戦略。個人投資家から人気の高いニュースベンダー、グローバルインフォ社の週間レポート。ひまわり証券の柏葉氏による月刊テクニカルレポートに、不定期で著名人による限定特別レポートが配信されます。

参考:口座をお持ちのお客様限定レポート

初めは売り買いが分からなくても、日が経つごとに、こうなったら買い、このニュースは売り、という判断ができるようになってきます。そうなった時に初めて自分のお金を口座に入金して、実取引を始めても良いと思います。

ライタープロフィール

児山 将(こやま しょう)

2009年大学4年時にFX取引を始め、ビギナーズラック後にお約束のように強制ロスカット。飲食店勤務を経て、金融大手メディアでライター兼サイト制作を行う。ファンダメンタルズ分析を基本とし、株式、CFD、仮想通貨など多数の金融商品で短~中期取引を行い、毎月給料を超える収益を得る。

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