投資初心者は要チェック!株式投資、FX、仮想通貨の違い・比較一覧

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投資歴9年のライター児山です。

投資を始めよう!そう思って投資の本を読むと、実に多くの金融商品があることが分かります。

代表的な株式に始まり、投資信託、国債、FX、コモディティ(金・プラチナなどの貴金属、大豆とうもろこしなどの穀物など)から、最近話題の仮想通貨まで。自分に合った金融商品を選ぶのは大変です。

そこで今回は、個人投資家にとくに人気のある3つの金融商品「株式」、「FX」、「仮想通貨」を比較しました。

各金融商品の概要、比較一覧

3つの金融商品の主な特徴や違いを、詳しく見ていきましょう。


各金融商品の主な特徴

・株式投資とは

株式投資とは上場企業が発行する株式の売買ですから、企業に投資するということになります。業績はもちろん、新規サービスの発表や業務提携、M&Aなど、企業の成長を期待できる情報が株価に影響します。また、株式分割や配当などのイベントもあります。時価総額の小さな銘柄になると、ファンドが大量保有したり、著名投資家がSNSで呟くことによって、株価が上昇することもあります。

様々な要素が株価に影響しますが、その中でも年4回の企業決算に投資家の注目が集まります。ここでは決算発表だけでなく、新規サービスや株式分割、業務提携など株価変動に影響を与える重要な内容が発表されることがあり、翌日の株価は暴騰・暴落となることがあるため、注意が必要です。

株式投資に必要な資金は投資する銘柄によって様々ですが、100万円ほどの資金があれば上場銘柄の8割ほどに投資することができます。

個々の銘柄の特徴を捉え、企業研究を行うことが株式投資で成功するためのコツといえそうです。

・FXとは

FXとはForeign Exchangeの略で、外国為替証拠金取引のことです。米ドル/円などの通貨ペアで売買を行います。各国の景気や政治状況、地震や戦争など地政学的リスクなど、いわゆる「マクロ経済」が為替の変動要因となります。

国の景気が良ければ買われやすくなり、天災等が発生すれば売られやすくなります。

投資先の主な地域としては、「北米」、「ヨーロッパ」、「アジア」、「オセアニア」の4つに分かれています。

政治状況も為替市場を大きく動かす材料です。たとえば、2016年11月に共和党のトランプ氏がアメリカの大統領選挙で勝利しました。同氏は巨額の公共事業を行うことや、大規模な減税を行うことを公言。アメリカ経済が今後良くなるという思惑が動き、米ドルが大きく買われるという結果となりました。

基軸通貨として米ドルが中心になっており、FXは米ドルを中心に取引されています。そのため、アメリカの景気が悪いと、世界経済全体が悪くなるのではないかと連想が働き、隣国のカナダやメキシコなど近隣諸国の通貨を中心に多くの通貨が売られやすくなります。

重要イベントとしては、月に1度ほどのペースで発表される経済指標です。

雇用者数や小売売上高、物価など、その国の経済状況を示す重要な指標の良し悪しで、発表の瞬間に相場が大きく動きます。また、金融政策も重要です。利上げを行うと、金利が上がるため通貨は買われやすくなりますし、政策を決める中央銀行のメンバーが景気に対して弱い見方を示すと売られやすくなります。

FXに必要な投資資金としては、1万円程度からほぼ全ての通貨ペアで売買が行えますので、初心者にも手掛けやすい投資といえそうです。

・仮想通貨とは

仮想通貨とは、インターネット上にのみ存在する通貨で、暗号技術によって強固なセキュリティで守られています。取引所を介して米ドルや日本円などの通貨と交換できたり、他人に送金できたりします。日本では2017年4月に仮想通貨に関する法律が施行されたため、急速に注目を集め始めました。

仮想通貨は、株式、FXとは全く違う要因で動きます。主な価格上昇要因は『新規参加者数』が挙げられます。株式、FX投資は既に世界的に行われているため、投資人口は大きく変わりません。

しかし、仮想通貨への投資を行っていない人が多いことから、基本的に新規の参加者が一気に入ってくると価格が急激に上昇する傾向になります。

絶えず新規参加者が増加しており、投資資金が流入しているため、どうしても価格は上昇しやすくなります。そのため、仮想通貨市場の売り買いの割合は『買い7割:売り3割』といわれています。

また、ビットコイン先物など、ビットコインへの投資を便利にする金融商品が開発されると、ビットコインの価格上昇につながりやすくなります。

下落の材料としては、取引所のハッキングや各国の規制があります。ビットコインはPCなど電子端末に入れて持ち運べるため、中国は資本の国外流出を恐れて規制に乗り出しました。日本ではマウントゴックスという取引所で、預けていたビットコインを盗まれるという事件があったため、いち早く法整備がされましたが、世界的にはまだまだ進んでいません。

そのため、本人確認や取引所のセキュリティ対策など、前向きな規制であっても、心理的に悪印象が働き一時的に売られやすくなります。

また、ICOと呼ばれる仮想通貨を利用した資金調達方法もあります。※IPOと違って、ほぼ全ての人が投資できます。しかし、投資したものの資金が拘束されたまま半年~1年間も引き出すことができなかったり、詐欺も乱立しているために非常に注意が必要です。

※IPO:株式の上場による資金調達方法

また、取引所のリスクが高いという仮想通貨独自の問題があります。

注文をしてもなかなか約定されなかったり、サーバーが頻繁に落ちる、送金した通貨が届かない、カスタマーサポートに問い合わせても数日間返答が得られないといったことが日常茶飯事です。

これは、取引所の運営を既存の証券・FX会社以外の会社が行っており、投資家保護の意識が低いことが主な要因だと思われます。現在は、日本国内でも取引所は続々と増えており、取引環境も整備されています。

未成熟でリスクの高い市場ですが、当たれば非常に大きなリターンの可能性を秘めているのが仮想通貨への投資といえます。

取引時間の違い

投資を行ううえで、金融商品ごとに取引時間が異なり、時間帯によって値動きの特徴もあります。

・株式

日本の株式取引は、基本的には午前9時から15時までとなっております。

そして、午後11時30分~12時30分まで1時間のお昼休みがあります。

基本的に、取引開始直後は前日の決算や企業からの発表を受けた売買が殺到するために取引が盛り上がります。そのため、午前9時から10時頃にかけては株式取引で最もホットな時間といえます。

・FX

FXはインターバンクと呼ばれる世界中の銀行間で取引されているので、銀行の営業時間中が取引時間となります。

日本時間の月曜日午前7時~土曜日午前6時くらいまでが取引時間となります。

※夏時間と冬時間により異なります。

FXは、以下の市場時間に分けられることができます(いずれも日本時間)。

オセアニア市場:5時~12時
東京市場:8時~15時
ヨーロッパ市場:15時~翌日2時
ニューヨーク市場:21時~翌日5時

最も値動きが活発な時間帯としては、ヨーロッパ市場とニューヨーク市場が重なる22時~2時付近といわれています。

この時間帯には、アメリカの経済指標が発表されたり、商品取引やNY株式取引も行われます。ヨーロッパ市場から引き継いだ流れが大きく変わることもあり、非常にダイナミックな値動きとなります。

投資を始めると日常生活の一部となりますので、投資に振り回されるのは好ましくありません。それぞれの生活リズムに合った投資が行えるように、各金融商品の取引時間で投資商品を選ぶこともアリでしょう。

FXは日本の会社員が仕事を終える時間に値動きが出てくる点も、人気がある理由かもしれません。

・仮想通貨

仮想通貨は、なんと24時間365日休みなく取引が行われています。

値動きとしても平日や休日、午前、午後ほぼ関係なく何かニュースが出て、動く時は動き、動かない時は動きません。

僅かながら、株式取引の開始、終了時間に影響されるようなところもありますが、特徴のない値動きが365日休みなく行われ投資家を振り回すのが仮想通貨です。

余談ですが、筆者は24時間取引のできるFXを好んでいますが、同じ365日動く仮想通貨取引では、休みがありません。トレード好きの筆者も「値動きが止まってほしい」と仮想通貨に対して思ったことがあります。

値動きの違い

最後に金融商品ごとに異なる値動きについて解説します。

・株式

株式市場にはストップ高、ストップ安という制度が存在します。

そのため、どれだけ動いても上下に30%程度と制限されます。

最も、これだけ動くのは※新興銘柄を中心に、ゲームやバイオ関連銘柄などで

東証一部の大型銘柄などは1日5%程度の変動率で動いても10%程度です。

※新興銘柄:成長性はあるが実績が十分ではないベンチャー企業などの銘柄

新興銘柄は取引高が数千万円から数億円と小規模な銘柄が多く、値動きも荒くなりがちです。そのため、買いたい値段で買えなかったり、何か悪材料が出れば買い手がゼロとなるストップ安に張り付いて売ることができなくなるという事態も発生します。

・FX

FXは1日1~2%ほどの変動率と、多くの金融商品の中でも穏やかな値動きです。

そのため、日本ではレバレッジを25倍まで利用することができます。

各通貨によって値動きも異なります。米ドル円であれば、100円や105円などの節目で止まりやすく、秩序だった値動き。一方、ポンド円は1日の変動率も大きく乱高下を繰り返すことが多くあります。

米ドル円を東証一部銘柄だとすれば、ポンド円は新興銘柄といったところです。

また、為替は国の景気や金融政策に左右されるのですが、それらが毎度大きく変わることはありません。そのため、一度発生したトレンドはしばらく続きやすい傾向にあります。

・仮想通貨

金融商品で一番激しい値動きをするのが仮想通貨です。

仮想通貨の中でも値動きが安定しているビットコインでさえ1日5%程度動き、暴騰・暴落となると20%ほど動きます。

100万円などの節目を意識した値動きとなることもありますが、誰も予想しなかったような暴騰・暴落が起こり続けていますので、初心者の人はとくに難しい値動きになるかと思われます。

また、急激に価格上昇が起きた後はお約束のように暴落します。

そして、アルトコインと呼ばれるイーサリアムやリップルは1日30~50%ほど動くことがありますし、草コインと呼ばれる時価総額が100億円以下の仮想通貨に至っては1日で200%~1000%になった例もあります。

このような仮想通貨には取引高が少なく、上昇していく中で売りがほとんどなく上昇していくため、「全く買えないまま上がっていった」ということも多々あります。大きく上昇しても、利益を得ている人は僅かしかいないこともあるというのが仮想通貨ではあり得るのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

金融商品によって全く違う投資スタイル、リスクとリターンが見えてくるかと思います。

もちろん、どんな金融商品でも全力で資金を突っ込めば、大金を得ることもあれば、大損の可能性もあります。

税金面を見てみると、株式とFXが約20%に対して、仮想通貨は雑所得のために最大55%の課税対象となるデメリットもあります。

また、投資経験の有無で、それぞれの金融商品への意識が変わってくるかと思います。

筆者は2009年からFXを始めていますが、日本人のビジネスパーソンに一番合っている投資はFXだと感じています。その理由としては、以下の5つでしょうか。

1.少額から始められる
2.夕方から夜にかけて取引機会がある
3.自動売買サービスが豊富
4.キャンペーンでのキャッシュバックやプレゼントが多い
5.値動きが穏やか

FXを経験して株式取引の新興銘柄の値動きを見ると、値動きの速さに戸惑い、一部の人が得をするような怪しい情報が多い印象でした。また、仮想通貨では取引所が動かなくなるというトラブルにストレスが溜まりました。その分、FXは金融商品の中で最大の取引高のため、価格のコントロールは不可能で投資家にとっては平和な世界です。

もしあなたが投資を行ったことがなく、初めて投資に挑戦しようとしているのであれば、FXから始めてみてはいかがでしょうか。

ライタープロフィール

児山 将(こやま しょう)

2009年大学4年時にFX取引を始め、ビギナーズラック後にお約束のように強制ロスカット。飲食店勤務を経て、金融大手メディア でライター兼サイト制作を行う。ファンダメンタルズ分析を基本とし、株式、CFD、仮想通貨など多数の金融商品で短~中期取引を行い、毎月給料を超える収益を得る。

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