投資とギャンブルの違いとは?初心者が避けるべき投資法とおすすめ投資法3選

投資歴10年・マネーライターの堀 聖人(ほり まさと)です。

投資をしたことがない方の中には「どんな投資でも結局はギャンブル」と思っている方がおり、非常に残念です。投資はギャンブルではありません

ただし、投資方法によっては、ギャンブルのような投機行為になる可能性があります。今回は、投資をしてみたいと考えている人に向けて、「投資とギャンブルの違い」「投資初心者が避けるべき投資法」「投資初心者におすすめの投資法」の3点をお伝えします。

投資初心者が理解すべき基本~投資とギャンブルの違い~

投資はギャンブルではありません。また、投資と宝くじを同類と考えている場合は、投資を始める前に、投資に対する正しい知識を身につけましょう。

そもそも投資とギャンブルの違いは何でしょうか? 下の比較表をご覧ください。

投資とギャンブルの「前提」の違い

ギャンブルの場合、例えば競馬やパチンコでは必ず胴元(経営者)が儲かるように組織されています。胴元が儲からなければ、経営が成り立ちません。参加者であるギャンブラーが儲かるとしても、ごく一部の割合です。

投資の場合、投資家すべてに利益獲得のチャンスがあります。株投資の場合は、証券口座を通して証券取引所に上場されている株式を買うことになりますが、証券会社や証券取引所は株式売買の場を提供しているに過ぎず、胴元とは概念が全く異なります。

投資とギャンブルの「目的」の違い

投資とギャンブルは、目的が異なります。投資の目的は資産形成にありますが、ギャンブルの目的は娯楽です。

この目的に沿って考えると、ギャンブルで資産形成しようとしてもほぼ不可能ですし、逆に、投資商品をギャンブルのように取引すれば資産形成という目的を逸することになります。

投資とギャンブルの「資金管理」の違い

投資では、元手資金を管理できます。例えば、株を買った後、株価が-10%になった時点で売却し、損失を一定の範囲内にとどめる。これは資金管理の1つの方法です。

一方、ギャンブルは資金管理が非常に難しく、例えば、馬券を100万円分購入して当たらなかった場合は、投入資金はすべて無くなってしまいます。株式投資のように、資金管理ができないのです。

もちろん、株式投資において資金管理を全くせずに無謀な買い方をすれば、ギャンブル的な株取引になるということも覚えておくべきです。

ここまでで投資とギャンブルの違いを比較してみました。意外な違いがあることを、お分かりいただけたと思います。繰り返しになりますが、投資はギャンブルではありません。

そして、投資でより重要なのは、適切な投資方法によって投資活動を行うことです。そうすれば本当の投資ができますし、ギャンブル的な投機行為を避けられます。言い換えると、投資方法を間違えばギャンブルになってしまう可能性があります。

投資初心者が避けるべき、ギャンブル的な投資法を3つお伝えします。

投資初心者が絶対に避けたい、3つの投資法

投資初心者が絶対に避けたい投資法は、以下の3つです。

1.当初の目的をすり替える投資方法
2.全く理解していない投資商品を買う
3.投資金と心に余裕のない投資方法

1.当初の目的をすり替える投資方法

どんな投資商品を買うにしても、購入前に「なぜその商品を買うのか」その目的を設定するのが投資の基本です。

しかし、商品購入後、相場変動などの理由により当初の目的を逸脱し、違う目的を設定してしまう投資初心者がいます。その投資方法は投資リスクを高めるだけでなく、効率の低下を招く恐れがありますので、絶対に避けなければなりません。

一例ですが、株投資においてキャピタルゲイン(売却益)を目的としてA社の株を買ったとします。しかし、購入後株価は大きく下落し、大きな含み損を抱えてしまいました。そこで、

「A社は配当金も株主優待も設定しているから、このまま継続保有することにしよう」

こう考えるかもしれません。もっともな意見に思えますが、当初の目的「キャピタルゲイン」を「インカムゲイン(配当金などの定期収入のこと)」にすり替えてしまっています。

A社の株価が下落した理由は、もしかしたら経営状況の悪化かもしれません。それでも投資目的をすり替えて継続保有すると、どのような結果になるでしょうか?

経営悪化によって株価が下落したならば、現時点で設定されている配当金や株主優待は廃止になるかもしれません。そうすると売却益を得られないだけでなく、インカムゲインも手にすることができなくなり、投資としては大失敗です。

実は私が投資を始めた当初、同じような経験をしました。キャピタルゲインを目的としてある株を保有していましたが、突然株価が急落。

「配当はもらえるし、ま、いっかぁ」くらいの、軽い気持ちでいました。下落の理由は分からず株を保有し続けた結果、株価マイナス40~50%ほどで泣く泣く売却したことを覚えています。

その後調べて分かったのですが、株価下落の理由は、年度末の決算結果が大幅に悪化したことでした。

投資目的を設定することも重要ですが、一貫した目的に沿って投資する大切さを、身をもって経験しました。皆さんは同じ失敗をしないよう、気を付けてくださいね。

2.全く理解していない投資商品を買う

これも投資初心者によくある話なのですが、全く理解していない投資商品を買ってしまう投資方法は、絶対に避けなければなりません

道端で通りかかった人に、「100万円貸してください、1年後に必ず返します」と言われてすぐに貸しますか? 絶対に貸しませんよね。

同じことですが、商品の中身を全く理解していないのにその投資商品を買うのは、全く知らない人にお金を貸すのと同じ行為なのです。ギャンブルのような行為だと思いませんか?

株式投資の例ですが、証券取引所に上場している株式は3000以上あります。その中から任意で銘柄を選別し、購入するのが株式投資です。

対象会社の事業内容、経営状況、経営ビジョンなど、できる限り調査した後に対象株を買うなら、今後の株価上昇や配当金獲得を期待できるわけです。

大手企業だから、日本ではブランド力があるから、という理由で買うのは大きな間違いです。ブランド力があっても経営悪化はよくあることで、大手企業でも破綻しない可能性はゼロではないです。

どんな投資商品でも、商品内容を理解してから資金を投じるのが賢明です。

3.投資金と心に余裕のない投資方法

仮にあなたの投資金100万円を、FX(外国為替証拠金取引)で投資するとします。100万円で買える分だけ外貨を買うとしたら、投資金に見合った投資方法とは言えず、無謀な投資法です。

FX投資はレバレッジ取引(預けたお金の最大25倍分の外貨を運用できる)ですから、取引リスクを抑えるために元手資金の一部を運用するのが無難です。そうすれば、心の余裕も生まれます。

また、投資金100万円で株投資をする場合、30万円のA社の株を一度に3株買うと投資リスクが高まります。3回に分けて1株ずつ買うなら平均購入価格を抑えられますし、余裕ある投資ができます。

しかし、投資初心者の中には “無謀” とも言える投資方法で資産運用し、痛い目に遭っている方がいます。心に余裕がないと平常心を失い、普段では考えられない無謀な行為に走る恐れがあるのです。

投資金と心に余裕のない投資法は、絶対に避けたいところです。

投資初心者におすすめ、3つの投資法

では、投資初心者が本当の投資をするためにどうしたら良いのでしょうか? おすすめの投資方法として、以下の3つをご紹介します。

1.ドルコスト平均法
2.インカムゲインを収益の柱とする投資方法
3.為替レートの変動を利用した投資方法

1.ドルコスト平均法

投資初心者におすすめしたい1つ目の投資方法は、ドルコスト平均法です。

ドルコスト平均法とは、1つの商品を時間と資金を分散して購入し、平均購入価格にバランスを持たせる投資方法です。

元手資金で1つの商品を数回に分けて購入するドルコスト平均法と、一度で購入するのとではどのような違いがあるのでしょうか?

例えば、元手資金100万円で米ドル投資をするとします。毎月10万円ずつ購入するのと、一度で購入した場合の購入量の違いを以下の比較表で比較してみます。

米ドル/日本円レートは常に変動するため、ドルコスト平均法では購入時期によって適用レートが違ってきます。結果として購入量が一度での購入と違いが出てくるのです。

外貨だけでなく、株、投信など、金融商品価格は常に変動します。つまり、ドルコスト平均法を活用することで、平均購入価格を抑える効果が期待できます。

ただし、ドルコスト平均法の唯一とも言えるデメリットを頭に入れておきましょう。それは、商品価格が上昇し続けている時は購入量が少なくなってしまう点です。

ドルコスト平均法が最大限効果を発揮するのは、商品価格が下落している時です。ドルコスト平均法は万能投資法ではないので、注意しましょう。

しかし、投資商品は長期的に見れば必ず変動します。価格が上昇し続ける商品はありませんし、逆に下落し続けるものもありません。

長期的に腰を据えて投資がしたいならば、ドルコスト平均法による投資がおすすめです。

2.インカムゲインを収益の柱とする投資方法

インカムゲインを収益の柱とする投資法は、投資初心者におすすめです。

インカムゲインとは定期収入のことで、投資対象から何らかの形で投資の見返りとして定期的に付与されるものを言います。例えば、

・株投資の配当金
・投資信託の分配金
・FX投資のスワップポイント(金利差から生じる利益)

これらが代表的なインカムゲインにあたります。なぜ、投資初心者はインカムゲインを収益の柱とするべきか。その理由は、投資の仕方がキーポイントです。

インカムゲインを目的とした投資法は、基本は長期運用になります。株投資の配当金であれば、長期間株を保有し、年1、2回会社から配当金を受け取れます。

また、FXのスワップポイントはほぼ毎日付与されますが、金額的には少額です。(例:米ドルを1万通貨保有で約50円/日) 長期間運用して初めて、塵も積もれば山となります。

要は、長期運用では取引画面を見続ける必要はなく、放っておくことが可能です。商品価格のわずかな変動で動揺することなく、無謀な投機行為に走るのを避けやすくなるのです。

3.為替レートの変動を利用した投資方法

最後におすすめしたいのは、為替レートの変動を利用した投資方法です。

為替投資と言えばFXですが、FXは投資方法が重要で、投資方法をしっかり学べばリスクを抑えた投資ができます。

さらに、最近は資産運用のためのFX商品が開発されていますので、その商品を活用すればリスクを抑えた投資ができます。

その投資法とは、為替レートの変動を利用した投資方法で、投資を始める前に簡単な設定を行えば、あとは専用FX口座が自動で運用してくれます。半分は自分で設定し、あとは自動運用なので「半自動売買」と呼ばれています。

このFX商品をもう少し解説します。どんな外貨でも必ずレートが変動します。例えば、米ドル/日本円で言えば、今日は113円、明日は113.5円、明後日は114円台に…などなど。為替レートはリアルタイムで動いているわけです。

このレート変動を利用した半自動売買商品でコツコツ利益を重ねていくことができます。簡単な例を挙げてみますが、米ドル/日本円を半自動売買で取引したとします。そして、指定のレートで「買い」と「売り」を繰り返していきます。

・110円で買い⇒110.5円で売り
・110.5円で買い⇒111円で売り
・111円で買い⇒111.5円で売り

その後、ドル円レートが110円に下落。すると、また同じ注文が繰り返されます。

・110円で買い⇒110.5円で売り
・110.5円で買い⇒111円で売り
・111円で買い⇒111.5円で売り

注文が繰り返されるFX取引ですので、リピート系取引とも言われています。このリピート系取引の強みは、想定レート範囲内でレートが変動する限り売買が繰り返されますので、コツコツと利益を重ねていくことができるのです。

決済注文を指定したレートに到達しない場合、通貨を保有し続けることになりますが、通貨保有中はほぼ毎日スワップポイントを受け取ることができます。

つまり、半自動売買という取引手法は売却益だけでなく定期収入も獲得できるのです。

ギャンブル的な取引とは全く異なる、FX半自動売買。しっかり投資ができますので、さっそくトライしてみるのはいかがでしょうか? 投資初心者におすすめです。

半自動売買の代表的商品はこちらです⇒「ループ・イフダン

まとめ

投資初心者は、ギャンブルのような投機行為に十分に注意しましょう。この記事で紹介したようなおすすめの投資方法で投資を始めてみてください。

・ドルコスト平均法
・インカムゲインを収益の柱とする投資方法
・為替レートの変動を利用した投資方法

私は3つの投資方法をすべて継続中ですが、あえて1つ選ぶなら3番目の「為替レートの変動を利用した投資方法」がおすすめです。

理由は非常にシンプルで、売却益と定期収入の両方を狙えるからです。せっかく投資をするなら、効率よく投資したいものです。将来の資産を形成するための時間も、限られていますからね。

ライタープロフィール
堀 聖人(ほり まさと)

マネーライター。投資歴10年。お金に働いてもらう方法をブログサイト「お金が、働く。」(http://money-worker.com/)で随時発信中。

 

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