宇宙資源が投資対象となる日も近い!? 宇宙開発事業がマーケットを拡大させる可能性について

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

宇宙資源が投資対象となる日も近い!?

宇宙開発事業がマーケットを拡大させる可能性について

 

| 政府から民間にシフトしていった背景とは?

昔から行われている宇宙開発事業。歴史を紐解けば、1957年に旧ソ連が、スプートニク1号を打ち上げたのを皮切りにして、冷戦時代の米ソ間で競争が激化し、米国はアポロ計画で月面着陸を成功させ、スペースシャトル計画を軌道に乗せました。

こうした、米ソ冷戦当時の宇宙開発は、軍事目的がメインだったと言われています。宇宙競争(Space race)という言葉は公式用語ではなく、軍備拡張競争(Arms race)から派生した言葉だという話もあるくらいで、事実、ロケット技術はミサイル技術につながるものでした。地球の周りをグルグル回っている人工衛星の中には、地上の動きを常に監視しているスパイ衛星もあり、宇宙開発は軍事目的と切っても切れない関係にありました。

こうした、軍事目的とした宇宙開発事業は、基本的に政府が国家の威信を掛けて進めたプロジェクトでした。ところがここ20年は、民間ベースの宇宙開発事業が中心になりつつあります。このようにプロジェクトの主体が、政府から民間にシフトしていった背景は、いくつか考えられます。たとえば、

① 冷戦の終了
② 技術革新
③ 規制緩和
④ 商業衛星の増加

といったところでしょうか。冷戦が終わり、宇宙開発技術に関する規制が緩み、同時に技術革新が進んだことで、ロケットや人工衛星に必要な技術開発のコストが下がり、衛星通信や放送衛星など民間の商業衛星が増えたことで、宇宙開発事業の主役が民間に移っていきました。

民間を中心にした宇宙開発事業の目的は、これまでと同様、通信事業、気象観測、災害監視、測位、地球環境観測、など実にさまざまです。

具体的な事例としては、民間ロケット開発で先陣を切っているスペースXが行っている宇宙インターネットがあります。現在も衛生インターネットは存在していますが、それ以上に通信スピードを速め、インターネット接続が困難だった国・地域をもカバーするインターネット網を構築するというものです。このプロジェクトには、米国の投資会社であるフィデリティが出資しています。

また、起業家で有名なイーロン・マスクも、4,000機もの衛生を打ち上げる計画を立ち上げています。

 

| 宇宙の鉱物資源発掘によるマーケットの拡大!?

さらに言えば、宇宙には地球上で徐々に不足している、鉱物資源の発掘も期待されています。たとえばプラチナは、地球上の何千倍もが宇宙に眠っていると言われています。金(GOLD)も同じです。

もっとも、こうした宇宙開発事業においては、やはり莫大な資金が必要になります。それだけに、技術革新によるコストの低下が進めば、民間による宇宙開発が一気に花開く可能性があります。2017年4月のワシントン・ポスト紙では「10年後には宇宙資源の発掘が実現される」との記事が掲載されています。決してそう遠くない未来に、宇宙資源が投資対象となる、そんな日が来るかもしれません。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

外為学部のfacebook

ページ上部へ戻る