安倍政権は継続可能か!?また相場への影響は?

安倍政権は継続可能か!?また相場への影響は?

 

| 内閣支持率低下による為替レートの影響は?

「アベノミクス」で高い支持率を続けてきた安倍政権ですが、ここに来て支持率急落という緊急事態に直面しています。

安倍政権が誕生したのが2012年12月。以来、アベノミクスという経済政策によって、株価は2万円台まで上昇し、2013年3月の内閣支持率は70.4%まで上昇しました。それが、森友学園問題、加計学園問題、さらには東京都議選での大敗、仙台市長選の敗北というように、安倍首相にとっては自らの足元を揺るがす問題が次々に浮上し、支持率はついに30%を割り込んできました。

支持率が30%を割り込むと、政権運営に支障を来すと言われています。さて、過去内閣支持率が急激に低下した時、為替レートはどのように動いたのかを、2000年の森内閣から見てみましょう。

【TOPIXと参議院選挙・内閣支持率】

 

森内閣・・・・・・2000年4月(39%)⇒2001年4月(7%)

小泉内閣・・・・・・2001年6月(85%)⇒2002年6月(39%)

安倍内閣・・・・・・2006年10月(65%)⇒2007年8月(29%)

福田内閣・・・・・・2007年10月(58%)⇒2008年9月(20%)

麻生内閣・・・・・・2008年11月(49%)⇒2009年9月(15%)

鳩山内閣・・・・・・2009年9月(72%)⇒2010年5月(21%)

菅内閣・・・・・・2010年9月(65%)⇒2011年7月(16%)

野田内閣・・・・・・2011年9月(60%)⇒2012年12月(20%)

以上のようになっています。いずれも内閣支持率が最高だった時点から最低だった期間を示しており、各内閣の政権期間ではない点に注意してください。そして、次に上記の期間中のドル円がどう推移したのかを見てみましょう。いずれも月間の平均レートです。

森内閣105円58銭⇒123円73銭

小泉内閣122円34銭⇒123円26銭

阿部内閣118円61銭⇒116円68銭

福田内閣115円83銭⇒106円58銭

麻生内閣96円89銭⇒91円28銭

鳩山内閣91円28銭⇒92円02銭

菅内閣84円36銭⇒79円24銭

野田内閣76円80銭⇒83円69銭

 

| いよいよ政権交代!?この時に為替動向に注意

正直、政治リスクが高まると、それに伴って円高基調になるのかと思ったのですが、その手の規則性は、どうも確認できません。ちなみに過去8回のうち、円高が進んだのは4回、円安が進んだのは4回で、これも半々でした。

したがって正直なところ、安倍政権の支持率低下に伴う政治リスクの高まりが、円高に直結するかどうかは、データからは結論づけがたいところがあります。

ただ、近年は、アベノミクスに対する期待感が薄れつつありますが、「経済政策」を前面に打ち出して、ここまで来た政権だけに、内閣支持率の低下で政権運営に支障を来し、やがて政権交代ということにもなれば、経済、マーケットには大きな影響が及ぶでしょう

現状、支持率で最も低いのは、7月24日に毎日新聞社が発表した26%で、ここまで下がると、いよいよ政権交代が見えてきます。マーケット関係者は、いよいよ「アベノリスク」を真剣に考えるべき時期に来ているのかも知れません。

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