2017年からのビットコイン高騰は日本人が要因?

2017年からのビットコイン高騰は日本人が要因?

 

| ビットコイン高騰の理由は日本人!?

ビットコインをはじめとする仮想通貨の価格が乱高下しています。ビットコインの値動きを例に挙げると、今年1月時点では1BTC=10万円前後だったのが、5月25日には最高値の33万9182円をつけました。実に239%もの上昇率です。

【ビットコインの値動き】

資料:資料:ビットフライヤーの資料をもとに外為学部にて作成

 

たった4カ月間で239%もの上昇率は、やはり異常といわざるを得ないでしょう。案の定、大幅な調整に見舞われ、ビットコインの価格は5月27日に、1BTC=22万7847円まで下落しました。下落率は32.82%です。

資料:資料:ビットフライヤーの資料をもとに外為学部にて作成

それにしても、239%もの上昇率もすごいのですが、最高値を付けた日から、たったの2日間で32%強の下落するのですから、このマーケットがいかに投機的になっているかというのが分かります。

なぜ、ここまで短期間のうちにビットコインやその他の仮想通貨が値上がりしたのでしょうか。一部では、日本人が価格高騰の背景にあると言われています。

これまで仮想通貨高騰の背景には、中国人がいると言われていました。確かに、中国人は投機的な売買を好む傾向がありますし、人民元の信用力後退からビットコインなどの仮想通貨で外国に資金を逃避させる動きもあったと言われています。

しかし、中国も急激な外貨準備の減少に対して危機感を募らせ、仮想通貨の売買に対して当局が規制をかけてきました。その代わりに、仮想通貨取引の主役に登場したのが日本人というわけです。

 

日本人がピットコインを積極的に買った理由は2つあると言われています。

第一に、「改正資金決済法」が、2017年4月から施行されたこと。これにより、仮想通貨も通貨としてのお墨付きが得られたため、仮想通貨がより一般化するという予測から、仮想通貨市場に資金が流入したとみられています。

また、それと同時に地政学リスクが高まったことも、仮想通貨の値動きに拍車をかけました。5月の連休前後から、北朝鮮問題がきな臭くなり、「有事の金買い」ならぬ「有事のビットコイン買い」が広まったようです。こうして日本を起点にした仮想通貨市場への資金流入が加速し、ビットコインをはじめとする仮想通貨の価格が、バブル的な上昇をみせたのです。

 

| 今後、ビットコインバブルは来るのか!?

果たして、これがバブルかどうかについては、意見が分かれます。短期的な値動きを見れば、確かにバブル的な側面があるのは否めません。が、現状、仮想通貨はごく一部の人の間でのみ認知されているもので、かつてのNTT株バブルのように、日本の多くの人が参加した形での価格高騰にはなっていません。恐らく、近くにいる知り合いに、ビットコイン、リップル、イーサリアム、モナーコイン、といった仮想通貨の名前を挙げても、知っている人はほとんどいないと思われます。もし、そういう人たちが本格的に仮想通貨市場での取引に参加してきたら、値段はさらに大きく上昇することも考えられます。そうなって初めてバブルが形成されるという見方も、もう一方ではあります。

価格については、今後の上昇が期待できるとはいえ、これだけボラティリティ(※資産価格の変動の激しさを表すパラメーター)が高いと、決済手段としての使い勝手という面では、疑問が残ります。市場規模を拡大し、流動性を高めることで、ボラティリティをある程度、抑えられるかどうかに、仮想通貨が今後、一段と普及するカギが握られているのです。

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