金融業界がトランプ辞任を想定した動きを取り始めている!?

金融業界がトランプ辞任を想定した動きを取り始めている!?

 

| 一部ではトランプ大統領の辞任を前提とした空気が広がっている?

米国大統領の長い歴史において、任期を全うせず途中で退陣に追い込まれたのは、ウォーターゲート事件で弾劾による罷免を受ける前に辞任したリチャード・ニクソン氏のみです。

そして今、マーケット関係者の間で囁かれているのは、現職であるドナルド・トランプ大統領が、その不名誉な決断を下すのではないかという憶測です。

実際、この問題に対する関心度は高まっていて、「プレディクトイット」などの掛けサイトでは、トランプ大統領が弾劾されるかどうかに賭ける取引が、過去最高に達しているそうです。また、アイルランドに本拠を置くブックメイカーでも、トランプ大統領の早期退陣に5,000万ポンド以上が賭けられたという話もあります。

マーケットでも、トランプ大統領の早期退陣を織り込むかのような動きがみられます。たとえばドル建て金価格は、トランプ大統領がコミーFBI長官を解任した5月以降、上昇傾向をたどっています。5月10日のドル建て金価格は、1トロイオンス=1,219ドルだったのが、5月25日には1,257ドルまで値上がりしました。

またドル円は、5月10日の1ドル=114円28銭、5月25日には1ドル=111円80銭まで、ドル安が進みました。


資料:ひまわり証券

| トランプ大統領が辞任した場合の影響は?

トランプ大統領が辞任したら、どうなるのでしょうか。

米国大統領は、現職が死亡、辞任した場合、もしくは罷免された場合、誰が次期大統領になるのかという大統領職の継承順位が決められています。トランプ大統領が辞任もしくは罷免された場合は、マイク・ペンス副大統領が大統領になります。

現時点において、ロシアゲートでトランプ大統領が罷免されるとしても、それにはかなりの時間を要します。したがって、罷免によるマーケットの混乱は、それほど考える必要はないのですが、トランプ大統領が自らその職を辞するケースは、十分にあると思います。実際、トランプ大統領は、大統領になる前の生活に戻りたいという風なニュアンスを含めたコメントを、インタビューにおいて語っていたりします。「金持ちの我儘」で、ある日突然、辞任するというケースは、十分に考えられます。

仮にそうなった時、マーケットはどのように反応するのでしょう。

恐らく、一時的には混乱が生じると思います。

ただ、トランプの継承者となるペンス副大統領は、トランプ大統領に比べて長い政治経験を持つだけに、その混乱を比較的短期のうちに収められるのではないか、という期待感もあるようです

いずれにしても、トランプ大統領自身が、ロシアゲートに関連した混乱を収束させない限り、目先的にマーケットは混乱を余儀なくされます。リスクを取るにしても、ある程度、問題の先行きが見えてくるまでは、理性的に対処する必要がありそうです。

ここ最近のドル円を始めとする動きは、非常に活発です。

資料:ひまわり証券

例えば、以前であれば、堅調なドル円は、一晩で1円動けば大きく動いたというものでしたが、5月に入り、2円くらい一気に動くケースが目立っています。その上下を狙って取引すれば収益チャンスをモノにできる可能性も高まります。ひまわり証券のEveningチョイスでは、為替が動く理由や、影響を与える経済指標についてわかりやすく解説してくれていますので、活用してみましょう。

Eveningチョイス

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