投資家が好む外貨建て金融商品のメリットとデメリットとは?

投資家が好む外貨建て金融商品のメリットとデメリットとは?

 

| 保険や債権など金融商品として増加傾向にある外貨建てとは?

外貨建て金融商品とは、外貨預金、外貨建て債券、外貨建て投資信託など、資金の受け払いを外貨で行う金融商品です。

【それぞれの金利】

資料:ひまわり証券

たとえば米ドル建て債券の場合、日本の投資家がこれに投資する場合は、手持ちの円を米ドルに替えて投資します。そして、保有している間に受け取る利金は米ドル建てになるので、これを円に替えて受け取ります。償還もしくは売却した際の償還金、売却金は、やはり米ドル建てになるので、利金と同様、円に替えたうえで受け取ります。

このように外貨建て金融商品は、円を外貨に換えて投資し、外貨を円に替えて受け取るため、円ベースの投資収益は、為替レートの変動による影響を受けます。たとえば米ドル建て金融商品であれば、投資した時に比べて償還時、売却時の為替レートが円安になるほど、為替差益が加算され、円ベースの投資収益が高くなります。

たとえば1年物米ドル建て定期預金の利率が年2%とします。この米ドル建て定期預金に1万ドル分を預金したとしましょう。預金した時点の為替レートは1ドル=110円です。つまり、円建ての元本は110万円です。

1年後の満期時、1万ドルに対して2%の利息が付きますから、米ドル建ての元利金は1万200ドルになります。そして、満期時の為替レートが、1ドル=120円だとしたら、円建ての元利金は1万200ドル×120円=122万4000円になります。

【1年物米ドル建て定期預金に1万ドル(年利2%)】

円建ての収益率を計算してみましょう。1年間で110万円が122万4000円になったのですから、収益率は11.27%です。

このように、為替レートの変動次第で高いリターンを得られるのが、外貨建て金融商品のメリットです。

他にも外貨建て金融商品には、さまざまなメリットがあります。

最終的には、前述した為替差益が得られる点に帰着するのですが、円安が進んで国内の物価水準が上昇した際、ポートフォリオに一定の外貨建て金融商品を組み入れておけば、インフレリスクをヘッジできます。

すでにお気づきの方も多いと思いますが、日本は今、1,000兆円を超える巨額の政府債務を抱えています。このまま政府債務が膨れ上がったら、日本国債のみならず、円そのものの信認も失われます

そして、その先にあるのは、円の急落です。今は1ドル=110円前後で推移しているドル円ですが、150円、200円まで円が売られることも、十分に考えられます。そうなった時、すべての資産を円で持っていると、資産価値は大幅に目減りすることになります。

もちろん、逆もまた真なりで、円高が進めば外貨建て金融商品には為替差損が生じ、円建ての収益率がマイナスなることもあります。

為替差損は、外貨建て金融商品にとって最大のデメリットとも言えますが、これも考えようで、外貨建て金融商品は円に戻しさえしなければ、為替差損は発生しません。そこで外貨建て金融商品は、円が急激に安くなった時に、円建て資産が目減りするリスクをヘッジするための保険と割り切り、外貨のまま保有し続けるようにすればよいのです。

【外貨建て金融商品のメリット・デメリット】

<メリット>
ー低金利の日本円に比べ金利が高い外貨は運用面で有利に
ー満期時・解約時に契約の時より円安であれば為替差益が入る
ー日本円のみではなく複数の通貨に資産分散できる
<デメリット>
ー商品リスクに加え為替リスクが伴う
ー換金時に為替手数料が掛かる

 

| FXを上手に活用することで外貨建て商品のメリットを享受できる

ちなみに、円が下落するリスクに備えるのであれば、通貨そのものに投資するという手もあります。それを実現できるのがFXです。FXなら、少額の証拠金でレバレッジを掛けて外貨に投資できますし、取引に必要なコストも割安です。レバレッジを掛けることで生じるリスクが嫌ならば、レバレッジを掛けずに外貨へ投資することも可能です。売買益を狙った短期トレードだけでなく、円安によって円資産の価値が目減りするリスクをヘッジする保険的な使い方でも、FXは有効なのです。

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