あなたはFXの「売り取引」を正しく説明できてる?

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あなたはFXの「売り取引」を正しく説明できてる?

| FXとは為替の上下の動きを予測するもの

FXは、常にある通貨を売って、ある通貨を買うという取引を行います。日本の場合、円がメインの通貨ですから、外貨を買う際に売る通貨は円になります。外貨預金、外貨建て債券、外貨建て投資信託、外国株式など、外貨建て金融商品の大半は、手持ちの円を売って外貨にし、そのうえで投資するという流れになります。

したがって、大半の外貨建て金融商品は、円高になると為替差損が生じ、円安になるほど為替差益が得られるのでリターンが向上します。

ただ、株式と為替の大きな違いは、株式の場合、歴史的に経済全体や企業の規模が拡大するなかで、ほぼ右肩上がりの成長を続けていますが、為替は長期的に投資した外貨が値下がりを続けることもあります

下記の図を見て下さい。過去からの米ドルの為替レートの推移を見ていると、実際に上がって下がってを繰り返していることがわかります。

【USドル/円の為替レートの推移(1980~2017年)】

したがって外貨に投資する際は、「買い」から入るだけなく、値下がりの局面で「売り」から入る、ということも覚えておくほうが、トレードを圧倒的に有利に運べます

しかし、投資を始めたばかりの方には、この「売る」ということが感覚的に理解できず、馴染みのある「買い」から入ってしまうケースが多いです。トレンドが円安方向なら良いが逆の場合は、負けて即退場になる場合もあります。これは初心者が陥りやすい負けパターンでもあり、「売り」取引を正しく理解してトレードに活かすことが、投資をする上では非常に重要になります。

 

| 買いだけに執着すると取引チャンスを逃す

実際、プロの為替ディーラーは、外貨の買いだけで儲けているわけではありません。相場の波に乗って、外貨が目先的に値下がりしそうだと判断した場合は、臨機応変に外貨の売りを織り交ぜながらポジションを組んでいきます。

仮に、現在のドル/円が1ドル=115円だとしましょう。今後、ドルが円に対して売られると判断できる場合、通常の外貨建て金融商品は、円高が進むなかで為替差損が拡大するのを、指をくわえてみているしかありませんでしたが、FXならそれを収益機会に変えることができるのです。つまり1ドル=115円でドルを売り、110円まで円高が進んだところで売ったドルを買い戻せば、5円の幅が為替差益になるのです。

【売りから入れるFX】

つまりFXは、円安でも円高でも、相場の局面に関係なく利益を得ることができる取引ツールと考えられます。

もちろん、それは相場の見通しが当たれば、という前提条件のもとでの話ですので、円高局面でも利益が得られるようになるには、マーケットの見方などを勉強する必要があります。

なお、外貨売りの注意点ですが、第一に、スワップポイントがコストになること。今の日本の超低金利下では、どの外貨を売っても、日本の金利が低いため、スワップポイントを支払う形になります。

※スワップポイントについて詳しく紹介している記事:短期トレードだけじゃない! 長期トレードで3,000万円を作るFX投資法

第二に、外貨安の局面は急激に動くということです。これは実際にチャートを見ればわかりますが、外貨/円の上昇局面は比較的長期に形成されるものの、下落局面は短期間で一気に進む傾向が顕著です。

提供:ひまわり証券

したがって、短期のうちに大きなリターンが得られる可能性がありますが、あまりにも下げ足が速いと、相場に乗れなくなる恐れがあります。したがって、相場に乗れなかった時は一旦、様子を見て、次の下落局面を狙うなど、ゆとりを持った取引をすることが肝心です。

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