上手な為替のトレードは孫正義から学べ

上手な為替のトレードは孫正義から学べ

 

| 為替レート次第で買収金額が大きく変わる

ビジネスパーソンで、「孫正義」の名前を知らない人は、恐らくいないでしょう。改めて言うまでもありませんが、ソフトバンク・グループの創業者であり、ソフトバンク・グループ代表取締役社長です。日本では、「ユニクロ」ブランドを展開しているファーストリテイリングの柳井正代表取締役会長兼社長と並ぶ富豪としても知られています。

さて、そのソフトバンク・グループですが、1月24日現在の時価総額は9兆2,763億6,555万円で、日本国内第5位です。ちなみにソフトバンク・グループよりも時価総額が大きな企業は、以下のとおりです。

1位:トヨタ自動車 21兆4672億6049万円
2位:NTTドコモ 10兆7909億8821万円
3位:NTT 10兆5239億23万円
4位:三菱UFJフィナンシャルグループ   10兆102億9522万円

ソフトバンク・グループの前身は、孫氏が米国留学から帰国して設立した日本ソフトバンクです。設立は1981年ですから、まだ36年しか経っていません。これだけ短い間に、9兆2,763億6,555万円という時価総額を持つ企業に成長した原動力は、背水の陣で行ってきた大型買収にあります。これに対してソフトバンク・グループは、孫正義という起業家が裸一貫で立ち上げ、ここまで成長させてきたという点で、他の企業とは全く出自が異なる存在です。会社名を見ればわかると思いますが、上位企業はすべて長い歴史を持っている企業か、もしくは大企業の傘下で成長してきた企業です。

2006年4月 89億ポンド(約1兆7,500万円)で英ボーダフォンから日本法人を買収
2012年10月 201億米ドル(約1兆5,709億円)米スプリント・ネクステル社を買収
2016年9月  243億ポンド(約3兆3,000億円)で英ARM社を買収

というように過去3回、ソフトバンク・グループは大型の企業買収を行ってきました。このいずれもが、国境を越えて行われたin-out型の企業買収でした。

このように国境を越えた買収を行う場合の値決めには、為替レートが大きな影響を及ぼします。日本企業が海外企業を買う場合は、円を外貨に替えて行いますから、買収契約を締結した時点の為替レート次第で、円建ての買収金額が大きく変わるのです。

仮に200億米ドルの買収案件があったとしましょう。1米ドル=100円なら、円建ての買収金額は2兆円です。ところが、1ドル=120円まで円安になったら、買収金額は2兆4,000億円になってしまいます。

文字だけだとわかりづらいため、実際に、その時のチャート図を用いて見ていきましょう。

 

| タイミングにより何千億もの差が出る買収金額

国境を越えた大型買収を仕掛ける時は、どのような企業経営者も、少しでも有利に買収を進めるため、為替レートの値動きに注意しているはずなのです。

その観点で言うと、孫正義はプロの為替ディーラーも真っ青な相場観を持っているようです。

 

英ボーダフォンから日本法人を買収した2006年4月、英ポンド/円のレートは1英ポンド=204円台でしたが、2007年7月には1英ポンド=250円台まで英ポンド高が進みました。

【2006年4月〜2007年1月の英ポンド/円のチャート】

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米スプリント・ネクステルを買収した2012年10月の米ドル/円は、1米ドル=77円台。それが、2015年6月には1米ドル=125円台まで米ドル高が進みました。

【2012年10月〜2015年6月における米ドルチャート】

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そして、英ARM社を買収した2016年9月、英ポンド/円は1英ポンド=131~138円で推移していましたが、同年12月には1英ポンド=147円台を付けています。

【2016年9月〜12月の英ポンドチャート】

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孫正義氏の相場観が確かなら、ひょっとしたら英ポンドはさらに今後、高くなるかも知れません。だとしたら、今が英ポンドを買うチャンスになります。

2016年10月14日、ソフトバンク・グループは、テクノロジー分野への投資を拡大させる目的で、総額1,000億ドルものファンドを組成すると発表しました。そして今後5年間で、250億ドル以上の出資を行う方針を打ち出しています。当然、その投資は、投資先通貨が安い水準の時に行われる可能性があります

孫正義氏が新たな投資に動くというニュースを耳にしたら、為替に投資するチャンスかも知れません。

投資をまだやったことがない方でも、ノーリスクで取り組める便利な手法がデモトレードです。過去に遡って各通貨ペアのチャートの動きを見ることも出来ますし、世の中のトレンドやニュースに合わせてどう為替が動いたのか、実際の画面で見るとまた感じ方も変わってきます。2017年は政治イベントも多く、為替が大きく動く可能性があるとし。ぜひ、今からデモトレードで口座を開いて投資に慣れておきましょう。

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