相場の先行きが分かる!? 為替レートの変動を予測する簡単な方法とは?

相場の先行きが分かる!?
為替レートの変動を予測する簡単な方法とは?

株価や為替レートが動く理由

株価や為替レートが動く理由をご存じですか。

「株価が動くのは将来の業績に対する期待を織り込むからだ」、「為替レートは政治、経済、社会など、さまざまな事象を反映して動く」などと、もっともらしい理由が述べられますが、こうしたマーケットが動く理由は実に単純で、ひとことで言えば「需給バランス」です。

需給バランスとは、需要(買い)と供給(売り)の力関係を意味しています。昔、経済の教科書で「神のみえざる手」という言葉を習ったことがあるでしょう。アダム・スミスの「国富論」に出てくる言葉ですが、これがまさに需給バランスのことなのです。

 

売りよりも買いが多ければ価格は上がる。

買いよりも売りが多ければ価格は下がる。

【需要(買い)と供給(売り)の力関係で価格は変わる】

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ある会社の株式について、買いが5,000株、売りが2,000株あったとしましょう。当然、これでは買いが3,000株も多いので、売買が成立しません。売買が成立するためには、あと3,000株の売りが必要です。

こうなると、有利なのは売り手の方です。売り手は買い手の足下を見て、「もっと売値を吊り上げても買ってくるだろう」と考えますから、どんどん株価が上がっていきます。株価が上がっていくうちに、少しずつ売り手が増え、5,000株の買いと等しい売りが、マーケットに出てきます。こうして売買が成立します。

また、これとは逆に買いが3,000株、売りが5,000株だったら、今度は買い手が売り手の足元を見て、「もっと買値を安くしても売ってくれるだろう」と考えますから、どんどん株価は下落します。そして、株価が下落するうちに、少しずつ買い手が増えていき、5,000株の売りと等しい買いが出揃ったところで売買が成立します。

以上の関係を不等式で表示すると、次のようになります。

買い手の数<売り手の数=価格は下落=買い手に有利・・・・・・①

買い手の数>売り手の数=価格は上昇=売り手に有利・・・・・・②

つまり、①では買い手が安く買えるから買い手にとって有利であり、②では売り手が高く売れるから売り手にとって有利になります。

 

| 投資で成功するためには、少数派につくことが大事。

したがって、投資で成功するためには、まず買い手が少ない投資対象に着目し、価格が安いうちに買い進めることが大切です。その後、徐々に注目度が高まってくると、自然のうちに買い手の数が増えて、買いが売りを上回るようになり、価格は上昇していきます。

あとは、マーケットに買い手が十分に残っているうちに売却し、利益を確定させるだけですが、需給バランスは、必ずどこかの段階で逆転します。買い手が多く、価格が上昇していても、買いたいと思っている投資家が全員、買ってしまったら、その後の買いは続きません。この時点で価格はピークを打ち、今度は売り手が買い手を上回るようになり、価格は下落していきます。

需給バランスというマーケットメカニズムを理解し、常に自分を少数派の側に置くことが、マーケットで勝つ要諦になるのです。

 

知っておくと便利!為替レートの変動を予測する方法。

ただ、外国為替市場のように日々、莫大な取引が行われている市場で、買い手と売り手の数を把握するのは極めて困難です。

そこで、テクニカル分析を用います。テクニカル分析とは、一定の時間内におけるレートの値動きを示したチャートが代表的ですが、他にもさまざまなテクニカル指標があります。

テクニカル指標はトレンド系とオシレーター系の2つに分かれます。トレンド系は、今の相場のトレンドがどの方向なのかを示すもので、ローソク足などのチャートはその代表的なものです。チャートが狭いレンジで上下を繰り返していることをレンジ相場といい、大半はこの状態にあります。

しかし、どこかの局面で、為替レートは上昇か下降のいずれか一方向に進んでいきます。これを「トレンド発生」といって、トレンドが発生したら、トレンドに逆らわないポジションを持ちます。

とはいえ、相場は常に一方向に進むことはありません。仮に上昇トレンドだとしたら、上昇し続けるどこかの局面でピークを打ち、今度は下降トレンドに移行します。したがって、トレンドに乗ったポジションを取った後は、どこで反転するのかをチェックする必要があります。この時に用いるのが、「オシレーター系」のテクニカル指標です。

 

【オシレーター分析で相場の先行きを読もう】

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オシレーター系とは、簡単に言えば「買われすぎ」、「売られすぎ」を判断するためのテクニカル指標です。オシレーター系で有名なのは、「ボリンジャーバンド」、「MACD」、「RSI」、「ストキャスティクス」などで、一定の数値に達したところが買われすぎ、あるいは売られすぎのサインになります。したがって、上昇トレンドの最中、オシレーター系で買われすぎのサインが出てきたら、ポジションの量を減らすか、ポジションを全部清算するようにします。

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