米大統領選挙でドル円はどう動く?

米大統領選挙でドル円はどう動く?

|大統領選挙と為替レートの関係を表にまとめてみた

2016年は米大統領選挙の年です。大統領選挙と為替レートには何か関係があるのでしょうか。
過去の大統領選挙イヤーにおける、年間を通じての為替レートの動きは、次のようになります。

usa01

このように見る限りにおいて、大統領選挙イヤーにおける為替の値動きには、特に何か法則があるとは思えません。強いて言えば、2期目の大統領選挙イヤーの為替レートは、ドル高になっているケースが多いことくらいでしょう。レーガン、クリントン、オバマのいずれも、2期目の大統領選挙イヤーは為替がドル高になり、逆に1期目はドル安になっています。ちなみに、ビル・クリントンの第1期目は「ほぼ横ばい」ですが、月の平均値で見ると、1992年1月が1ドル=125円31銭で、12月が123円95銭なので、どちらかといえばドル安基調と言えます。

なぜ1期目がドル安基調で、2期目がドル高になるのかについては、これを合理的に説明するロジックはありません。このように、合理的に説明は出来ないけれども、なぜか一定の法則性が垣間見られることを「アノマリー」と言います。

さて、2016年のドル円を見ると、1月4日が1ドル=120円台でスタートし、10月18日時点では1ドル=103円台で推移しています。45代目となる米大統領は、民主党のヒラリー・クリントンなのか、それとも共和党のドナルド・トランプなのか、何とも言えませんが、恐らく度重なる失言問題による失点を考えると、民主党のヒラリー・クリントン候補が大統領に就任するのは、ほぼ間違いのないところでしょう。

仮に、ヒラリー・クリントン候補が45代大統領になるとしたら、もうひとつ面白い法則が見えてきます。それは、共和党大統領が誕生する年はドル高、民主党大統領が誕生する年はドル安、というものです。共和党大統領が誕生した年でドル高にならなかったのは、1980年のレーガン大統領だけ。あとは1988年のパパ・ブッシュの時も、2000年のブッシュ・ジュニアの時も、ドル高になっています。

これも、正直なところ合理的な理由が見つからないのですが、強いて言うならば、共和党は伝統的にウォール街の金融マンに近しく、「強いドルは国益」とするウォール街の考えを代弁するため、ドル高が進みやすいと考えることができる。

また、大統領が決まり、期待感の高まりなどからドルが買われるなどの国民心理の背景もあるでしょう。

 

|大統領選挙の翌年はどうなるのか?

問題は、大統領選挙の翌年がどうなるのかということです。年間の平均レートで見ると、表のようになります。

【大統領選挙の翌年のドル円はドル高が6回/ドル安が3回】

usa02

このように見ると、大統領選挙の翌年のドル円は、ドル高が6回、ドル安が3回です。2008年のドル安は、2008年9月15日のリーマン・ショックでアメリカの貨幣が信用を失い、ドル売りが加速したため例外ですが、2016年8月16日に、ドル円は1ドル=99円54銭の安値を付けた後、9月後半に再び二番底を付けてから上昇に転じました。ドルの上昇トレンドがこのまま続けば、過去の経験則から見ても、2017年はもう一段のドル高・円安になるという見方ができそうです。

ドル円が大きく動くときは、FXのような外貨投資のチャンスでもあります。このタイミングを活かして、外貨投資にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

関連記事

外為学部

ページ上部へ戻る